セイヨウタンポポとニホンタンポポの見分け方
日本に自生するタンポポには、在来種のニホンタンポポと外来種のセイヨウタンポポがあります。
その見分け方は割と有名ですよね。
総苞片で見分けます。
セイヨウタンポポ
総苞片が反り返っている
ニホンタンポポ
総苞片は反り返らず、ピッタリ閉じている
ところがタンポポを観察すると、ちょっと微妙なものがある事に気がつきました。
ピッタリしてるわけでもないけど、反り返りも甘い。
これは何?
雑種タンポポ
実は今、雑種が増えていて、総苞片の形にも色々あるとのことです。
この花のようにピッタリ閉じてないものは、反り返ってなくてもニホンタンポポではありません。雑種です。
というか、ピッタリ閉じていても雑種の可能性があります。
日本にセイヨウタンポポが入ってきたのは150年前ですが、1980年代に雑種タンポポが発見されました。
2001年の調査では、セイヨウタンポポと思われるタンポポのうち85%が雑種だという結果がでました。
純粋なセイヨウは、常識とは逆に、レア!
そんな訳で、最近のタンポポの見分け方は、昔ほど単純ではなくなりました。
生き物は変化する
当たり前かもしれませんが、タンポポの観察を通じてそれを実感できたことが、何だか嬉しかったです。