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(読書記録)現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全

タイトル

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全

著者/出版社

佐々木 俊尚/東洋経済新報社

概要

  • 現代の知的生産に必須の5つの前提
    • メディアとの付き合い方
    • 情報の取得方法
         アウトライン→視点→全体像
    • 読むことで得た知識を知肉に
  • 情報の選別
    • 信頼できる情報源を見抜く
    • メディアにより取ってくる情報を分ける
       幅広い情報は新聞、専門性の高い内容は専門家のSNSでの発信 など
    • プル情報、プッシュ情報
  • 情報源としてのSNS(ほぼTwitterの話)との付き合い方
  • 情報整理  - カテゴリー分類
    • あとで読む の管理方法
    • アウトプット
  • 何をどこでいつ読むか
  • 散漫力とフォローツール

評価

★★★☆☆

感想

世の中のだいたいの人は、自分の集中力に不満があるだろう。
集中力が平均以上の人だって、自分をよりよくしたいものだ。
だから、この本の推す”散漫力”は多くの人に刺さるだろう。
キャッチーさを冷ややかに見る私ですら散漫力の概念に慰められるし、何か得るものが無いか縋ってしまう。
だが本書は集中力(散漫力)の話というより、メディアの活用法についてが主体だ。概要の通り。
集中力云々はともかく、それは参考になった

ただ著者の佐々木さんには「明日もう一度来て下さい、本物の集中力がない人を見せてやりますよ…」とは言いたくなる。
佐々木さんのいう散漫力って、3分から15分勉強して集中力が切れたら別の勉強をしましょうって感じだから。
集中すべき場面で、白昼夢みたりゲームに逃げたり意味もなく掃除始めたりする、私のようなダメ人間向けのノウハウではない。

取り入れたいこと

情報収集

  • 毎日ルーティンで読むWEB記事を決める
  • 興味のある分野の専門家をSNSでフォローする
  • RSS再挑戦する?(以前に記事を溜めすぎて挫折した経験がある)

情報吸収

  • 読んだ記事や本にコメントやメモを書き、その記事が言いたい概念を捉える
  • 良いものはシェアや解説をして他者に共有する。情報のギバーになる。

蛇足

この本の発売日は1年と少し前(22年1月) まだ1年しか経っていないのに、紹介されているニュースサイトが閉鎖されていたり、TwitterがEronショックでゴタゴタしてたり、ChatGPTの登場したりで、様相がだいぶ変わってしまっているわけですよ。 情報/通信界の流れは激流で、今日学んだことが明日には陳腐化してしまうかもしれない。 激流に飲まれる不安でいっぱいだけど、なんとか食らいついていきたい。