スプリング・エフェメラル
3月に入って、少しずつ春めいてきました。
そろそろスプリング・エフェメラルと呼ばれる花たちが咲きはじめる頃です。
スプリング・エフェメラルには、楚々とした雰囲気ながら華やかさも併せ持つ、とりわけ美しい花が多いように感じます。
美しい花ではありますが、まだ肌寒い時期に咲く花ゆえ、見逃されがちな面もあるのではないでしょうか。
そこで皆様に興味を持っていただきたく、スプリング・エフェメラルについて紹介したいと思います。
スプリング・エフェメラルとは?
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称 - Wikipedia
スプリング・エフェメラルは、雪どけ直後、春に先駆けて花を咲かせ、初夏を迎える頃には葉も枯れ地上から姿を消します。 花の可憐さ、地上ですごす時間の短さから、春の妖精とも呼ばれています。
代表的なスプリング・エフェメラル
ユリ科
キンポウゲ科
ケシ科
- エンゴサク
- ムラサキケマン
※同時期に咲くミスミソウ(雪割草)やセリバオウレンをスプリング・エフェメラルと紹介している例もあります。 しかし夏以降も葉が残るこれら常緑の花は、厳密にはスプリング・エフェメラルではありません。
どこで見られるか
落葉広葉樹林でよく見られます。
春先は落葉しているため、地面まで日差しが届くからです。
そこまで珍しい花というわけではないので、お近くの里山で探してみてくださいね。